雨の日のバイク走行は、視界が悪くなったり路面が滑りやすくなったりと、普段以上に危険が伴います。
そんな状況下で安全かつ快適なライディングを支えてくれるのが、バイク専用のレインウェアです。
「普通のカッパじゃダメなの?」と思う方もいるかもしれませんが、バイク専用品には、雨風に強く、ライディングの動きを妨げず、さらに安全性を高めるための工夫が凝らされています。
この記事では、2025年最新のおすすめバイク用レインウェア7選をはじめ、専用レインウェアの必要性、失敗しない選び方のポイント、そして雨天時のライディングをさらに快適にする関連アイテムまで、バイクの雨対策に関する情報を網羅的にご紹介します。
梅雨時期の長雨や突然のゲリラ豪雨にも備え、安全で快適なバイクライフを送りましょう!
なぜ“専用レインウェア”が必要?普通のカッパとの違い

自転車用や作業用など、様々な種類のレインウェアがありますが、なぜバイクには「専用」のレインウェアが推奨されるのでしょうか?
一般的なカッパとの違いを知ることで、その必要性が見えてきます。
耐久性と防水力が段違い
バイクの走行中は、想像以上に強い風圧にさらされます。
一般的なカッパでは、この風圧によって生地が傷んだり、縫い目から雨水が侵入しやすくなります。
バイク専用レインウェアは、高速走行時の風圧や、乗降時・運転中の摩擦にも耐えられるよう、厚手で丈夫な生地が使われています。
また、縫い目には**防水テープ処理(シームテープ)**が施され、一般的なカッパよりも格段に高い防水性を実現しています。
これにより、強い雨の中でも体や衣服が濡れるのを効果的に防ぎます。

レインウェアをシームテープで補修する方も多いようです
バイクの姿勢に合わせた設計

バイクのライディングポジションは、前傾姿勢になったり、膝を曲げたりと、立っている状態とは大きく異なります。
一般的なカッパは直立姿勢を基本としているため、バイクに乗ると背中側が突っ張ったり、袖や裾がずり上がって手首や足首が濡れてしまうことがあります。
バイク専用レインウェアは、こうしたライディングポジション特有の姿勢を考慮した立体裁断が採用されています。
背中側が長めに作られていたり、腕や膝周りにゆとりを持たせたりすることで、窮屈さを感じさせず、スムーズな運転操作を可能にします。
さらに、袖や裾、ウエスト部分にはバタつきを抑えるためのアジャスターが付いているものが多く、走行風による生地のバタつきを防ぎ、疲労軽減や安全性向上に貢献します。
安全性も考慮された作り(リフレクター・滑り止めなど)
雨天時の走行は視界が悪く、他の車両から認識されにくくなるため、事故のリスクが高まります。
バイク専用レインウェアの多くには、**背中や腕、脚部などに反射材(リフレクター)**が配置されており、夜間や悪天候下での被視認性を高めます。
また、グローブをした手でも操作しやすいように大きめのファスナープルを採用していたり、シートに座った際にお尻が滑りにくいよう滑り止め加工が施されているモデルもあります。
このように、バイク専用レインウェアは、雨を防ぐだけでなく、ライダーの安全を守るための様々な工夫が凝らされているのです。
バイク用レインウェアの選び方|失敗しない5つのチェックポイント

数あるバイク用レインウェアの中から、自分に合った一着を選ぶためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。
以下の5つのチェックポイントを確認し、後悔しないレインウェア選びをしましょう。
1. 防水性(耐水圧10,000mm以上を目安に)
レインウェアの最も重要な性能は、当然ながら「雨を防ぐ力」=防水性です。この防水性の指標となるのが**「耐水圧」です。
耐水圧は、生地がどれくらいの水圧に耐えられるかを示す数値で、一般的に10,000mm
**以上あれば、大雨にも耐えられるレベルとされています。
- 小雨・普通の雨:
5,000mm
程度でも対応可能 - 大雨・台風レベル:
10,000mm
以上推奨 - より安心感を求めるなら:
20,000mm
以上
バイクは走行風によって雨粒が叩きつけられるため、一般的な用途よりも高い耐水圧が求められます。ツーリングなど長時間雨に降られる可能性がある場合は、20,000mm
以上のモデルを選ぶとより安心です。製品のスペック表には必ず記載されているので、必ず確認しましょう。
2. 透湿性(ムレ防止で快適性アップ)
雨を防ぐ防水性と同じくらい重要なのが「透湿性」です。
透湿性とは、衣服内の水蒸気(汗による湿気)を外に逃がす性能のことです。
透湿性が低いレインウェアは、汗で内部が蒸れてしまい、結局濡れたような不快感を覚えることになります。特に夏場や運動量の多いライディングでは、蒸れによる不快感が集中力低下を招く可能性もあります。
透湿性の指標は、g/m²/24h
という単位で表され、24時間で生地1平方メートルあたり何グラムの水分を放出できるかを示します。
快適さの目安としては、5,000g/m²/24h
以上、より快適性を求めるなら10,000g/m²/24h
以上のものを選ぶと良いでしょう。
高価なモデルには、ゴアテックス®︎に代表される高性能な防水透湿素材が使われていることが多いです。
3. フィット感と動きやすさ(ライディングポジションに対応)
レインウェアが体にフィットしていないと、走行風でバタついて運転の妨げになったり、隙間から雨が侵入したりする可能性があります。
かといって、タイトすぎると動きにくく、特にプロテクター入りのジャケットの上から着る場合には窮屈になってしまいます。
試着が可能であれば、実際にライディングジャケットの上から羽織ってみて、前傾姿勢や腕を伸ばす動作などをしても突っ張らないか、窮屈でないかを確認しましょう。
通販で購入する場合は、自分の身長や体型に合ったサイズを選ぶのはもちろん、商品説明にある**「立体裁断」や「ストレッチ素材」の有無、袖・裾・ウエストのアジャスター機能などをチェックすると良いでしょう。
バタつき防止機能は、高速走行時の疲労軽減にも繋がります。
4. 収納性・携帯性(ツーリング先でも邪魔にならない)
レインウェアは、雨が降っていない時には荷物になります。特にツーリングでは、限られた積載スペースを有効活用したいものです。
多くのバイク用レインウェアには専用の収納袋が付属しており、コンパクトに畳んで持ち運べるようになっています。
収納時のサイズや重量もチェックポイントです。
軽量・コンパクトなモデルは、シート下やバッグの隙間にも収納しやすく、携帯性に優れています。ただし、一般的に高性能な生地ほど厚みが増し、収納サイズも大きくなる傾向があります。
自分のバイクの積載能力や、普段の荷物の量に合わせて、携帯性と性能のバランスを考えましょう。
5. デザインと安全性(反射材の有無など)
機能性はもちろん重要ですが、せっかくなら気に入ったデザインのものを着用したいものです。
最近では、カラーバリエーションが豊富だったり、アウトドアウェアのようなスタイリッシュなデザインのレインウェアも増えています。
安全性もデザインの一部として捉えましょう。
前述の通り、雨天時は被視認性が低下するため、反射材(リフレクター)の有無や配置は非常に重要です。
特に夜間走行が多い方は、目立つ色のレインウェアを選んだり、反射材が多く使われているモデルを選ぶと安心です。蛍光色などは日中でも目立ちやすく、安全性を高める効果が期待できます。
2025年最新|バイク用レインウェアおすすめ7選【比較表あり】

ここでは、上記の選び方を踏まえ、Amazonや楽天などのECサイトでの人気やレビュー評価の高いモデルを中心に、2025年最新のおすすめバイク用レインウェアを7つ厳選してご紹介します。それぞれのスペックや特徴を比較検討し、あなたにぴったりの一着を見つけてください。
(※価格は変動する可能性があるため、あくまで目安として参考にしてください。)
(※品番やスペックは2025年4月時点の情報を元にしていますが、購入前に最新情報をご確認ください。)
コミネ RK-539 ブレスターレインウェア フィアート
- 価格帯: 約9,000円~
- 耐水圧: 初期
27,000mm
以上 - 透湿性:
10,000g/m²/24h
以上 - サイズ展開: S~5XLB
- 特徴:
- 高い防水透湿性能を持つコミネ独自の素材「ブレスター」を採用。
- 背面にベンチレーションを装備し、さらなる快適性を追求。
- 豊富なサイズ展開と手頃な価格で、初めての一着にも最適。
- 携帯に便利なポーチ付き。
💬レビューポイント: コスパの高さと基本性能のバランスが良く、多くのライダーから支持されています。サイズ感が少しタイトめという声もあるため、試着するか、ワンサイズ上を検討するのも良いでしょう。通勤からツーリングまで幅広く対応できる定番モデルです。

ヤマハ(YAMAHA) レインスーツ YAR30 CYBER TEX II ダブルガード
- 価格帯: 約11,000円~
- 耐水圧:
20,000mm
- 透湿性:
12,000g/m²/24h
- サイズ展開: S~4L, BL
- 特徴:
- ヤマハ独自の防水透湿素材「サイバーテックスII」を採用。
- 首元・袖口・腹部の「ダブルガードシステム」により、雨水の侵入を徹底的にブロック。
- ライディングポジションに合わせた立体裁断で動きやすい。
- 豊富なカラーバリエーションも魅力。
💬レビューポイント: バイクメーカーならではの細やかな配慮が光るモデル。特に雨水の侵入を防ぐ「ダブルガードシステム」の評価が高いです。フィット感も良く、長時間のライディングでも快適性を維持しやすいと評判です。

RSタイチ RSR048 DRYMASTER レインスーツ
- 価格帯: 約14,000円~
- 耐水圧:
20,000mm
- 透湿性:
10,000g/m²/24h
- サイズ展開: WM, WL, S~4XL, BM, BL
- 特徴:
- RSタイチ独自の防水・透湿素材「ドライマスター」を採用。
- 雨天時の視認性を高めるリフレクターを各所に配置。
- ジャケットのベンチレーションとパンツの裾ファスナーが大きく開くことで着脱が容易。
- 雨水に濡れても保持力の高いマジックテープ(CSR)を採用。
💬レビューポイント: 高い防水透湿性能に加え、着脱のしやすさや細部の作り込みに定評があります。ツーリングライダーからの人気が高く、品質と機能性を重視する方におすすめです。やや高価ですが、価格に見合う満足感が得られるでしょう。(※RSR045の後継モデルがRSR048となります)

ワークマン 3レイヤー透湿レインスーツ バイカーズ※または INAREM(イナレム)シリーズ
- 価格帯: 約4,900円~6,800円
- 耐水圧:
15,000mm
~20,000mm
(モデルによる) - 透湿性:
25,000g/m²/24h
~30,000g/m²/24h
(モデルによる) - サイズ展開: S~3L (モデルによる)
- 特徴:
- 圧倒的なコストパフォーマンス。
- 高い透湿性を誇るモデルが多く、蒸れにくい。
- ストレッチ性に優れたモデルもあり、動きやすい。
- シンプルなデザインで、バイク以外のアウトドアシーンでも使いやすい。
💬レビューポイント: 何と言っても価格の安さが魅力。それでいて、耐水圧・透湿性ともに十分な性能を持つモデルが多く、特に「INAREM(イナレム)」シリーズは透湿性の高さで人気です。通勤・通学や近距離の移動がメインの方には最強の選択肢と言えるでしょう。ただし、バイク専用設計ではないため、バタつき防止機能などは限定的です。

ゴールドウイン GWM Gベクタープロフェッショナルレインスーツ GSM22104
- 価格帯: 約25,000円~
- 耐水圧: 初期
40,000mm
以上 (B法) - 透湿性:
20,000g/m²/24h
(B-1法) - サイズ展開: S~XXL, BM
- 特徴:
- ゴアテックス®︎に匹敵する性能を持つゴールドウイン独自の高機能素材「Gベクタープロフェッショナル」を採用。
- 非常に高い防水透湿性と耐久性を誇る。
- 細部まで作り込まれた高品質な仕上がり。
- 軽量かつコンパクトに収納可能。
💬レビューポイント: プロライダーやヘビーユーザーも納得の最高レベルの性能を持つモデルです。価格は高めですが、過酷な環境下での使用や、最高の快適性を求めるライダーにおすすめです。長年の使用にも耐える耐久性も魅力です。(※Gベクター3の後継、現行モデルに相当)
クシタニ K-3025 STRETCH RAIN SUIT (ストレッチレインスーツ)
- 価格帯: 約30,000円~
- 耐水圧:
20,000mm
以上 - 透湿性:
10,000g/m²/24h
以上 - サイズ展開: M~LL, XL
- 特徴:
- 高い運動性を誇るストレッチ素材を採用。
- ライディングを知り尽くしたクシタニならではの、フィット感と動きやすさを両立したパターン。
- 質感の高い素材と洗練されたデザイン。
- ジャケット内側にはメッシュライナーを装備し、快適性を向上。
💬レビューポイント: ライディングギア専門メーカーとしてのこだわりが詰まった一着。特にストレッチ素材による動きやすさと、体に吸い付くようなフィット感が高く評価されています。デザイン性も高く、所有欲を満たしてくれる高級モデルです。価格は高いですが、快適なライディングを追求する方には選択肢となるでしょう。

エルフ(ELF) ストレッチレインスーツ ELR-8291
- 価格帯: 約10,000円~
- 耐水圧:
10,000mm
- 透湿性:
5,000g/m²/24h
- サイズ展開: S~4L, LW, LLW
- 特徴:
- 手頃な価格ながら、ストレッチ素材を採用し動きやすい。
- 裏地にメッシュを使用し、ベタつきを軽減。
- 豊富なカラーバリエーションとサイズ展開。
- 防水性は標準的だが、透湿性も備えている。
💬レビューポイント: 1万円前後という価格帯でストレッチ性を備えているのが最大の魅力。上位モデルほどの防水透湿性はありませんが、日常的な使用や、たまの雨天走行には十分な性能です。コストを抑えつつ、動きやすさも重視したい方におすすめのエントリーモデルです。(※ELSR-01という品番は見当たらないため、現行の類似モデルELR-8291を記載)

比較表まとめ|どのレインウェアがあなたに最適?

ここまで紹介したおすすめレインウェアの主なスペックと特徴を一覧表にまとめました。自分の使い方や予算に合わせて、最適な一着を選ぶ参考にしてください。
製品名 (メーカー) | 価格帯 | 耐水圧 (目安) | 透湿性 (目安) | 収納性 | 主な特徴 |
ブレスターレインウェア (コミネ) | 約9,000円 | ◎ (27,000mm ~) | ◎ (10,000g ~) | ◎ | 高機能・高コスパの定番、サイズ豊富 |
YAR30 サイバーテックスII (ヤマハ) | 約11,000円 | ◎ (20,000mm ) | ◎ (12,000g ~) | ◎ | ダブルガードで防水性◎、バイクメーカー製 |
RSR048 ドライマスター (RSタイチ) | 約14,000円 | ◎ (20,000mm ) | ◎ (10,000g ~) | ○ | 高品質、着脱しやすい、ツーリング派に人気 |
イージス/イナレム (ワークマン) | 約5,000円 | ◎ (15,000mm ~) | ◎ (25,000g ~) | ◎ | 圧倒的コスパ、高透湿モデルあり、通勤・通学最強 |
Gベクタープロフェッショナル (ゴールドウイン) | 約25,000円 | ◎ (40,000mm ~) | ◎ (20,000g ~) | ◎ | 最高レベルの防水透湿性・耐久性、軽量コンパクト |
K-3025 ストレッチ (クシタニ) | 約30,000円 | ◎ (20,000mm ~) | ◎ (10,000g ~) | ○ | 抜群の動きやすさ(ストレッチ)、高品質・高価格 |
ELR-8291 ストレッチ (エルフ) | 約10,000円 | ○ (10,000mm ) | ○ (5,000g ~) | ◎ | 手頃な価格でストレッチ性あり、エントリー向け |
評価基準: ◎:非常に高い / 高い、 ○:標準的 / 十分
補足:
- 価格帯は目安です。購入時期や店舗によって変動します。
- 耐水圧・透湿性の数値は公称値であり、実際の使用感とは異なる場合があります。
- 収納性は、付属の収納袋にしまった際のコンパクトさや、生地の厚みなどを考慮した相対的な評価です。
タイプ別おすすめの選び方【用途別に提案】

レインウェア選びでは、自分のバイクの利用シーンを考慮することが大切です。ここでは、主な用途別に、どのような点を重視して選ぶべきか、具体的なおすすめタイプを提案します。
通勤・通学メイン:コスパ&コンパクト性重視
毎日使う可能性がある通勤・通学ライダーにとっては、コストパフォーマンスが重要な選択基準になります。また、出先で脱いだ際に邪魔にならないよう、コンパクトに収納できる携帯性も求められます。着脱のしやすさも考慮すると良いでしょう。
- おすすめタイプ: ワークマン、コミネのエントリーモデル、エルフなど
- チェックポイント: 価格、収納サイズ、耐水圧・透湿性(日常使用なら10,000mm/5,000g程度でもOK)、着脱のしやすさ
ツーリング派:防水性・透湿性・疲れにくさ重視
長時間・長距離を走ることが多いツーリング派は、突然の雨や変わりやすい天候に対応できる高い防水性と透湿性が不可欠です。
また、長時間の着用でも蒸れにくく、ライディングの動きを妨げない快適性(立体裁断、ストレッチ性、バタつき防止機能など)も重要になります。これが疲労軽減にも繋がります。
- おすすめタイプ: RSタイチ、ヤマハ、コミネ(ブレスター)、ゴールドウインなど
- チェックポイント: 耐水圧(
20,000mm
以上推奨)、透湿性(10,000g
以上推奨)、立体裁断、バタつき防止機能、耐久性
雨の日もガチ走行:プロテクター対応サイズや耐久性重視
天候に関わらず積極的にバイクに乗るライダーや、サーキット走行などでレインウェアを使用する場合は、より高い防水性・透湿性はもちろん、プロテクター入りのライディングウェアの上からでも無理なく着用できるサイズ感が重要です。激しい動きや転倒時のダメージも考慮し、生地の耐久性や縫製の堅牢さもチェックしたいポイントです。
- おすすめタイプ: ゴールドウイン、クシタニ、RSタイチ、コミネの上位モデルなど
- チェックポイント: 高い防水透湿性、プロテクターの上から着られるサイズ設定、耐久性の高い素材、しっかりした縫製、バタつき防止機能、ストレッチ性
雨の日のバイク走行をもっと快適にする+αギア

レインウェアと合わせて用意しておくと、雨の日のライディングがさらに快適かつ安全になるアイテムがあります。必要に応じて導入を検討してみましょう。
- レイングローブ:通常のグローブは濡れると操作性が悪くなり、手が冷えてしまいます。防水・透湿性のあるレイングローブは、雨から手を守り、快適な操作感を維持してくれます。操作性を重視するなら薄手のインナーグローブタイプや、グローブの上から装着するオーバーグローブタイプもあります。
- ブーツカバー:意外と濡れやすいのが足元です。靴やブーツの上から被せるブーツカバーがあれば、足元の浸水を防ぎ、不快感を軽減できます。シフトペダル操作部分が補強されているバイク専用品がおすすめです。
- 曇り止めインナーシールド (ピンロックシートなど):雨天時はヘルメットのシールドが曇りやすく、視界不良の原因となります。ピンロックシートなどの曇り止め効果のあるインナーシールドを装着すれば、クリアな視界を確保し、安全運転に繋がります。
- 防水バッグ or シートバッグ:レインウェアを着ていても、バッグの中身が濡れてしまっては意味がありません。防水仕様のバックパックや、バイクに固定できる防水シートバッグを利用すれば、着替えや電子機器などの大切な荷物を雨から守ることができます。
これらのアイテムを揃えることで、雨対策は万全に近づきます。
まとめ|雨でも快適なライディングを!

バイク用レインウェアは、単なる雨具ではなく、雨天時の安全で快適なライディングを実現するためのライダーの命綱とも言える重要な装備です。
一般的なカッパとは異なり、バイク専用レインウェアは、高い防水性・耐久性、ライディングポジションに合わせた設計、そして被視認性を高める反射材など、バイク特有の環境や要求に応えるための機能が満載です。
選ぶ際には、防水性・透湿性・フィット感・収納性・安全性といったポイントを確認し、自分のライディングスタイル(通勤・通学、ツーリングなど)に合わせて最適な一着を見つけることが重要です。
今回ご紹介したおすすめモデルや比較表、選び方のポイントを参考に、ぜひあなたにぴったりのレインウェアを見つけてください。
梅雨やゲリラ豪雨が来る前に、早めに準備をしておくことで、どんな天候でも安心してバイクライフを楽しむことができるでしょう。
しっかりとした雨対策で、雨の日も安全で快適なライディングを実現しましょう!