「バイクに乗ってみたい!」
「風を切って走るのって、気持ちよさそう!」
そんな憧れを胸に、初めてのバイク選びを始めたあなた、こんにちは! バイクの世界へようこそ!
初めてのバイク選びって、ワクワクする反面、
「どんなバイクを選べばいいんだろう?」
「自分に扱えるかな?」
「失敗したくないな…」
なんて、不安もたくさんありますよね。
実は、最初のバイク選びって、すごく重要なんです。
なぜなら、自分に合わないバイクを選んでしまうと、
- 重くて扱いにくくて、立ちゴケ(停車時にバランスを崩して倒してしまうこと)しやすくなる
- 足つきが悪くて、信号待ちで不安になる
- パワーがありすぎて、怖くて乗るのが億劫になる
なんてことになりかねません。せっかくバイクに乗るなら、楽しく、そして何より安全に乗りたいですよね。
この記事では、そんなバイク選びの不安を解消するために、
- 初心者ライダーがバイクを選ぶときに押さえておくべきポイント
- 2025年現在、特におすすめのバイク10モデル
を、バイクに詳しくない方にも分かりやすく解説していきます!
この記事を読んで、あなたにピッタリの最高の相棒を見つけるお手伝いができれば嬉しいです。
バイク選びのポイント

たくさんあるバイクの中から、自分に合った一台を見つけるために、いくつかチェックしておきたいポイントがあります。難しく考えず、「自分だったらどうかな?」と想像しながら読んでみてくださね。
- 取り回しのしやすさ(バイクの押し引き)
バイクはエンジンをかけて走るだけでなく、駐車場で押して移動させたり、方向転換したりする場面も意外と多いんです。これを「取り回し」と言います。
特に初心者のうちは、この取り回しが軽いバイクを選ぶのがおすすめ。
車体が軽かったり、ハンドルがよく切れたりするバイクは、まるで軽いショッピングカートを押すような感覚で扱えるので、駐輪場での出し入れも楽チンです。
逆に重いバイクだと、動かない家具を一人で動かそうとするような大変さを感じてしまうかもしれません。 - 足つきの良さ(地面に足が届くか)
バイクにまたがった時、両足または片足のつま先だけでも、しっかりと地面に着くかどうか。これが「足つき」です。
足つきが良いと、信号待ちや、ちょっとした坂道での停車も安心感があります。
不安定な場所で「おっとっと…!」となっても、足でしっかり支えられると、転倒のリスクをぐっと減らせます。
バイクのカタログには「シート高」という数値が書かれていますが、シートの形状や幅によっても足つきは変わるので、実際にバイクにまたがってみるのが一番です。
恥ずかしがらずに、お店の人にお願いしてみましょう! - 予算(バイク本体+α)
バイクを買うときには、車両本体の価格だけでなく、他にも色々なお金がかかります。- 諸費用: 税金、自賠責保険料、登録費用など
- 任意保険料: 万が一の事故に備える保険(必ず加入しましょう!)
- バイク用品: ヘルメット、グローブ、ジャケット、プロテクターなど(安全のために必須!)
- 維持費: ガソリン代、駐車場代、定期的なメンテナンス費用など
「バイク本体は買えたけど、ヘルメット代が足りない!」なんてことにならないように、乗り出すまでにトータルでいくらかかるのかを、あらかじめ計算しておきましょう。
- 乗りたい用途(どんな風にバイクを使いたい?)
あなたがバイクで何をしたいかによって、おすすめのバイクタイプが変わってきます。- 街乗りメイン(通勤・通学、近所の買い物): 軽くて小回りが利き、燃費の良いバイクが便利です。(例:スクーター、小型のネイキッドバイク)
- ツーリング(週末に景色が良い場所へ遠出): ある程度のパワーがあり、長時間乗っても疲れにくいバイクが良いでしょう。(例:ツアラー、アドベンチャーバイク、中型のネイキッドバイク)
- 趣味としてバイクを楽しみたい(ワインディングなど): スポーティな走りを楽しめるバイクも選択肢に入ります。(例:スポーツバイク)
まずは「自分がバイクでどんなことをしてみたいか」を想像してみると、バイクのタイプを絞り込みやすくなりますよ。
- デザイン(やっぱり見た目は大事!)
性能や扱いやすさも大切ですが、やっぱり「このバイク、カッコいい!」「かわいい!」と思えるかどうかは、大きなモチベーションになりますよね。
気に入ったデザインのバイクなら、乗るのがもっと楽しくなるし、お手入れするのもきっと好きになります。上記のポイントを押さえつつ、最後は自分の「好き!」という気持ちも大切にしてくださいね。
初心者におすすめのバイク10選(2025年版)

お待たせしました! ここからは、上記のポイントを踏まえて、特に初心者の方におすすめしたいバイクを10台ご紹介します。それぞれ個性があるので、あなたの好みに合うバイクを探してみてください。
- ホンダ グロム (Grom)
まるで大きなオモチャのような、コンパクトで遊び心満載のバイク。車体が非常に軽くて小さいので、取り回しは抜群! 足つきも良く、自転車感覚で気軽に乗り出せます。パワーは控えめですが、バイクの基本操作を楽しく学ぶにはもってこいの一台です。

- ヤマハ YZF-R125
「スポーツバイクに乗りたいけど、大きいのは不安…」という方におすすめなのがコレ。見た目は本格的なスーパースポーツですが、エンジンは125ccと扱いやすいパワー。車体も軽めで、憧れのスポーツバイク入門にぴったりです。

- カワサキ Ninja ZX-25R
250ccクラスでは珍しい4気筒エンジンを搭載した、エキサイティングな一台。甲高いエンジンサウンドと、高回転までスムーズに回るフィーリングが魅力です。少しスポーティな走りに挑戦したい、音にもこだわりたいという初心者ライダーにおすすめ。ただ、他の250ccバイクより少しだけヤンチャな性格なので、しっかり練習する気持ちも大切です。

- ヤマハ MT-25
「ネイキッド」と呼ばれる、エンジン周りがカウル(覆い)で隠れていないタイプのバイク。自然なライディングポジションで、街乗りからツーリングまで幅広くこなせる優等生です。軽快なハンドリングで、バイクを操る楽しさを感じやすい一台。

- ホンダ CBR250RR
シャープでアグレッシブなデザインが目を引くスポーツバイク。見た目はレーシーですが、意外と扱いやすいのが特徴です。パワーモードの切り替え機能などもあり、走りへのこだわりが詰まっています。「カッコよさも走りも妥協したくない!」という欲張りなあなたへ。

- スズキ GSX-8R
最新の電子制御技術も搭載された、ミドルクラス(中型)のスポーツバイク。排気量は少し大きめ(776cc)ですが、スムーズなエンジン特性と安定感のある車体で、思ったよりも乗りやすいと評判です。250ccクラスから少しステップアップしたい、ツーリングも快適にこなしたいという方におすすめ。最新技術のサポートがあるのも安心ポイント。

- カワサキ Z400
MT-25と同じネイキッドタイプですが、排気量が少し大きい(399cc)モデル。その分パワーに余裕があり、高速道路を使ったツーリングもより快適になります。車体はクラスの中でも軽量な部類に入り、扱いやすさも兼ね備えています。250ccでは少し物足りないかも、と感じる方に。

- ヤマハ XSR155 / XSR700 クラシックな雰囲気と現代的な性能を融合させた「ネオレトロ」スタイルのバイク。
- XSR155: 155ccの軽快なモデル。おしゃれな見た目で、街乗り中心の方におすすめ。取り回しも楽々です。
- XSR700: 688ccの本格的なミドルクラス。パワーはありますが、素直なエンジン特性で意外と初心者にも人気があります。長く乗り続けたいと思える、味わい深い一台。
※用途や予算、求めるパワーに合わせてどちらかを選んでみてください。

- ロイヤルエンフィールド ハンター350 (Hunter 350)
インド発の老舗ブランド、ロイヤルエンフィールドの比較的新しいモデル。シンプルで飽きのこないデザインと、「トコトコ」とした心地よいエンジンの鼓動が魅力です。シート高も低めで足つきが良く、リラックスしてバイクを楽しみたい方におすすめ。価格が手頃なのも嬉しいポイント。

- ホンダ レブル250 (Rebel 250)
初心者ライダーから絶大な人気を誇る、定番中の定番モデル! 圧倒的な足つきの良さと低い重心で、立ちゴケの不安を大きく減らしてくれます。クルーザータイプと呼ばれる、ゆったりとしたポジションで運転できるのも魅力。カスタムパーツも豊富なので、自分好みの一台に仕上げる楽しみもあります。「とにかく安心して乗りたい!」という方に、まずおすすめしたい一台です。

バイク購入時のアドバイス

乗りたいバイクが決まってきたら、いよいよ購入です。ここでもいくつかポイントがあります。
- 新車 vs 中古車
- 新車のメリット: メーカー保証が付いている、誰も乗っていないピカピカの状態、最新のモデルや機能。
- 新車のデメリット: 価格が高い、もし転倒したらショックが大きい。
- 中古車のメリット: 価格が安い、多少の傷なら気になりにくい(練習には良いかも?)。
- 中古車のデメリット: 保証がない場合が多い、前のオーナーの扱い方が分からない、状態の見極めが難しい。
どちらにも良し悪しがあります。予算や、バイクとの付き合い方を考えて選びましょう。中古車を選ぶ場合は、信頼できるお店で、整備記録などをしっかり確認することが大切です。
- お店選びのポイント
バイクは買ったら終わりではなく、その後のメンテナンス(点検や修理)がとても重要です。だからこそ、信頼できるお店を見つけることが大切。- 認証工場・指定工場: 国が定めた基準をクリアした整備工場があるお店は安心度が高いです。
- お店の雰囲気・スタッフの対応: 初心者の質問にも丁寧に答えてくれるか、気軽に相談しやすい雰囲気か、などをチェックしましょう。
- 家からの距離: 定期点検などで通うことになるので、あまりにも遠いと不便かもしれません。
- 得意なバイク: 特定のメーカーの正規ディーラーや、特定のジャンル(オフロード、旧車など)に強いお店もあります。
まとめ:初心者は「安心して乗れること」を重視しよう!

初めてのバイク選びは、情報が多くて迷ってしまうかもしれません。
でも、一番大切なのは「あなたが安心して、楽しく乗れること」です。
今回ご紹介したバイク選びのポイントやおすすめモデルを参考に、ぜひ焦らず、じっくりとあなたにピッタリの相棒を探してみてください。可能であれば、お店で実際にバイクにまたがってみたり、エンジン音を聞かせてもらったりすると、よりイメージが湧きやすくなりますよ。
安全装備をしっかり揃えて、交通ルールを守って、素晴らしいバイクライフをスタートさせてくださいね!
この記事が、これからバイクに乗るあなたの参考になれば嬉しいです!