ツーリング時にちょっとした荷物を持ち運びたいけど、大きなバッグは邪魔…そんな悩みを解決してくれるのが「小型タンクバッグ」です。
今回は、小回りが利いて使い勝手の良い小型タンクバッグの中から、実用性・取り付けやすさ・デザイン性などの観点でおすすめの商品を5つご紹介します。
小型タンクバッグを選ぶポイント

容量と使い道のバランス
小型といえど、収納力は大事です。財布、スマホ、鍵、地図など、日帰りツーリングに必要な最低限のものが入るかを確認しましょう。
取り付け方法(マグネット・ベルト・タンクロック)
タンクバッグには以下の取り付けタイプがあります。
- マグネット式:鉄製タンクに簡単に装着。着脱がスムーズ。
- ベルト式:どんなタンクにも対応。安定感が高い反面、着脱にやや時間がかかる。
- タンクロック式:専用リングにワンタッチ装着。高級感と利便性が魅力。
使用するバイクのタンク素材や形状に合わせて選びましょう。
防水性と耐久性
急な雨に対応できるかどうかも重要なポイントです。防水カバー付きや耐水素材を使ったバッグは安心です。
おすすめの小型タンクバッグ5選

MOTO FIZZ MFK-001 タンクバッグ|使い勝手重視のベストセラー
- 容量:3.3L(拡張時5L)
- 取り付け:マグネット式
- 特徴:
- スマホが見やすい大型クリアトップポケット付き
- レインカバー標準装備で雨の日も安心
- 簡単に容量を拡張できるジッパー構造
取り回しやすいサイズ感と、普段使いにも便利な設計で、初心者にもおすすめの定番モデルです。

GIVI MT505 タンクロックバッグ|スポーツバイクにも似合うスタイリッシュモデル
- 容量:5L
- 取り付け:タンクロック式(別売リングが必要)
- 特徴:
- モダンなセミハードシェルデザイン
- 防水ファスナーで水の侵入を軽減
- ショルダーストラップ付属で持ち運びも楽
バイクのデザインにこだわるライダーにおすすめ。見た目と機能性を両立した一品です。

コミネ SA-214 ツーリングタンクバッグ|コスパ重視派におすすめ
- 容量:5L
- 取り付け:マグネット&ベルト併用
- 特徴:
- しっかり固定できるダブル方式
- 見やすい透明マップケース付き
- コミネらしいシンプルで使いやすい設計
価格を抑えつつも基本性能をしっかり抑えた一品。初心者やサブバッグとしてもぴったりです。

デグナー NB-171|スマートでコンパクトなデザイン
- 容量:1.6L
- 取り付け:マグネット式
- 素材:ポリエステル
- 特徴:
- スマートフォン操作が可能なクリアトップポケット付き
- コードを上下どちらからも通せるダブルファスナー構造
- 開口部が大きく開いて中身を取り出しやすい設計
- 小物の整理に便利な内部ポケットあり
コンパクトながら必要最低限の荷物が収まるサイズ感で、日帰りツーリングに最適。クラシカルなバイクやネイキッドバイクとも相性がよく、実用性とデザイン性を兼ね備えたモデルです。

TANAX オフロードタンクバッグ3 MFK-082|オフ車にもフィットする柔軟性
- 容量:2〜5L
- 取り付け:ベルト式
- 特徴:
- コンパクトながら大容量への拡張が可能
- フロントの傾斜にフィットする設計
- オフロードでもズレにくい安定感
タンク形状が特殊なオフロード車にもフィットする設計で、用途に応じて容量を変えられる柔軟性も魅力です。
小型タンクバッグのおすすめ取り付け方法と注意点
小型タンクバッグを快適に使うためには、バイクとの相性や用途に合った取り付け方法を選ぶことが大切です。以下に、それぞれの特徴と注意点をまとめました。

マグネット式の特徴とコツ
- 特徴:
- 金属製タンクであれば工具不要で簡単に装着可能。
- 取り外しもワンタッチで便利。
- 注意点:
- タンクが樹脂製のバイクには使用できない。
- 振動や風圧でズレる可能性があるため、こまめな位置確認が必要。
補足:マグネットの接地面に砂やホコリがついていると、タンクにキズがつくことがあります。装着前にはしっかりと拭き取ることをおすすめします。
ベルト式の特徴とコツ
- 特徴:
- タンクの素材を問わず取り付け可能。
- 激しい走行時でもズレにくく安心。
- 注意点:
- 取り付け・取り外しにやや手間がかかる。
- ベルトがフレームや配線に干渉しないよう確認が必要。
補足:通勤や頻繁に取り外す使い方にはやや不向きですが、長距離ツーリングや未舗装路を走る場面では非常に信頼性があります。
タンクロック式の特徴とコツ
- 特徴:
- 専用リングにワンタッチで装着できる先進システム。
- マグネットやベルトと違ってタンクに接しないため、キズがつきにくい。
- 注意点:
- 専用のタンクリング(別売)が必要。
- バッグごとに適合リングの確認が必要。
補足:高価ではありますが、利便性と外観のスマートさを求めるライダーにとっては非常に満足度の高い取り付け方法です。
小型タンクバッグのメンテナンス方法

お気に入りのタンクバッグを長く愛用するためには、定期的なメンテナンスが大切です。ここでは、簡単にできるお手入れ方法を紹介します。
使用後はホコリや汚れを拭き取る
- 柔らかい布で表面のホコリや砂を拭き取りましょう。
- ファスナー部分は特にゴミがたまりやすいため、ブラシなどで丁寧に掃除すると長持ちします。
補足:特にマグネット部分は鉄粉や砂がつきやすく、そのまま使用するとタンクにキズがつく原因になります。
雨天走行後は乾燥させる
- 防水性があるとはいえ、濡れたまま放置するとカビや悪臭の原因に。
- 日陰で風通しの良い場所でしっかりと乾かすことを習慣づけましょう。
補足:レインカバーを使用した場合も、カバーとバッグの間に湿気がたまりやすいので忘れずにチェックしてください。
防水スプレーでコーティングするのもおすすめ
素材によっては変色の恐れがあるため、目立たない場所で試してから使いましょう。
撥水効果を高めたい場合は、定期的に防水スプレーを使用すると◎。
小型タンクバッグに入れておきたい持ち物リスト

小型タンクバッグは収納スペースが限られている分、「何を入れるか」の取捨選択が重要です。ここでは、ツーリング時に最低限入れておきたい必須アイテムと、余裕があれば持っていきたい便利アイテムを紹介します。
【必須】小型タンクバッグに絶対入れておきたいもの
- スマートフォン
- ナビ代わりになるほか、緊急時の連絡にも必須。
- クリアトップポケットがあるモデルだと見やすく便利です。
- 財布 or 小銭入れ
- 高速代・コンビニ・自販機など、現金が必要になる場面も。
- 小型財布にするか、小銭だけ別にするのもおすすめ。
- バイクの鍵(スペア含む)
- 万が一のトラブル時に備え、スペアキーを忍ばせておくと安心。
- 免許証・保険証・車検証のコピー
- 万が一の事故や検問の際に提示が求められる重要書類です。
- コピーでも十分なので、防水袋などに入れて保管を。
- レインカバー(バッグ用)
- 雨が降りそうな日は必須。あらかじめバッグにセットしておくと安心。
【あれば便利】収納に余裕があれば入れたいアイテム
- モバイルバッテリー
- ナビ使用で電池切れが早まるスマホの命綱。軽量タイプがおすすめです。
- ウェットティッシュ or 手拭きシート
- 食事前やヘルメットのシールド清掃など、何かと便利。
- 携帯用空気圧計・小型工具
- 念のために持っておくと安心。特に長距離ツーリングでは重宝します。
- コンビニ袋(ビニール袋)
- ゴミ入れや濡れた物の仮収納など、1枚あると便利です。
- 常備薬・絆創膏
- 軽い擦り傷や頭痛・腹痛に備えて、必要最低限を用意しておくと◎。
小型タンクバッグで快適なツーリングを

小型タンクバッグは「すぐに使いたい物を入れておくポーチ」として考えると、用途が明確になります。
すべてを詰め込むのではなく、「頻繁に取り出すもの」を中心に選ぶことで、走行中も快適に使える収納が実現します。
荷物は最小限にしたい、でも必要なものはすぐ取り出したい…そんなニーズにしっかり応えてくれる製品ばかりです。
用途やバイクのタイプに合わせて、ぴったりの小型タンクバッグを見つけてください。